JOJOLOGY
八式 夕令
荒木飛呂彦 著「ジョジョの奇妙な冒険」(集英社)の第一部から第四部まで真正面からの徹底解説
- 第一部
- ジョナサンからディオへの「友情」とは?
- 第二部
- ジョセフの腕はなぜカーズに刺さったか?
- 第三部
- 100年前からディオに貸していたモノ(あらゆる人が、あらゆるモノを)
- 第四部
- 吉良吉影の悪とは?
ジョジョ未読でも既読でも。
『ジョジョの奇妙な冒険』の連載は約40年に渡る。
ストーリー、構図、台詞、擬音語、ポージング、どれも独特の様式を確立し、ネット文化へもミームとして波及、定着している。アニメ化は着々と進み、スピンオフ作品も実写ドラマ・映画化されている。
今やその人気は世界的であり、ルーブル美術館での展示などが示すように美術界までその射程は及んでいる。
しかし『ジョジョ』は時代の中心に置かれるわけでなく、むしろ常に主流や定番から外れたところに位置している。にもかかわらず、長く愛され続けているのは、作品の根底に「真実」を探求しようとする姿勢が一貫して流れているからであろう。『ジョジョ』は常に異端でありながら、真摯に王道を突き進んできたマンガといえよう。
著者の荒木飛呂彦は既存の表現に安住することがない。常に新しい世界を新しい表現で描くことに挑戦することをやめず、巻を進めるほど、テーマも深化し続けている。すでに100巻を超えるこの大作を一から精緻に読むのは容易ではない。
本書では、読者が作品世界に迷わず没入できるような基盤を提供したい。まず『ジョジョ』と他の作品との違いを概論として述べた上で、「何部から読むか」問題に私なりの答えを提示する。そして第一部の詳説をベースとして骨格となる「ジョジョの文法」を理解してもらい、続く第二部から第四部のそれぞれで“何と闘っているのか”という問いに答える形で、その変遷を追っていきたい。また個人的思想・解釈が特に強い「無意識について」と「DIO 100年の哲学」は幕間に書き留めておいた。
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